『ニューイヤー勝手フェスティバル』
大成功のご挨拶

ハッチハッチェル
photo by オフィスバーベキュー

人と協力してなにかを作り上げる。恥ずかしながら52才の今までそんなことを考えた事なかったこのアタクシは今回それをついに体験した。
ニューイヤー勝手フェスティバル。今年それをやったのとやらなかったのではこの人生にとってずいぶん違う。たぶんおじいさんになってからそう思うだろう。

野外イベントであるからして天候次第、時の運ってなとこもあるし冒険的で不安がいっぱい。 でもなにかに動かされてる形で『やる』、となった。
やるとなればやるしかない。しまった!

しかし今回、準備期間が半年くらいしかないにもかかわらずなんかスルスルといろいろなことが決まりザ・ノーストレスのまま進んでいった。

そこにはまずキャンプ場の山口さんからの熱い思いがあり、安心してイベントの準備を進められる言葉をいただいていたのです。
簡単にひとことで言うと「ハッチさんたちに大変な思いはさせない」。

そして事務局のチーム。
終わってしまった『勝手にウッドストック』の体験者たちが相模湖みの石滝キャンプ場でどうしてもまたフェスをしたい、と言う。
うん、オレも同感だ!そんな仲間が山口さんの言葉に震え、「よーし!」となった経緯があったのです。

アタクシは居抜きとはいえさっそくイベント原案を考え、ピッコリーノディレクターの石原さんを呼びつけ、深夜の渋谷のサイゼリヤでますます練った。
それを現実に実現してくれるスタッフちゃんたち。
かなり無理があるプランなことを承知で相談にのってくれたPAの太田さん。
富士宮の照明チーム。
仕事をやめてまで参加してくれた舞台監督アベちゃんたち。
初めてのイベントなのでギャラは出せないかもしれない、と言ってるのに出てくれた出演者たち。
音響機材を持ってきてくれたり店を放棄してまで駆けつけてくれる出店者たち。
チケット代払ってるのに出店してくれる人たち。
イベント中も休まず料理を作り続けるまかない班。
デザインのふーみんちゃん、ホームページのニシ。ドローン飛ばし!物販班。撮影班。どんどん集まってきた!
みんななんの見返りもないのに協力してくれようとするのです。すごい!

事務局はミーティングに次ぐミーティングを重ね、恋人たちのように毎日連絡をし、お金のないわれわれはプレイベントをしつこく6回もやり同じような人たちから毎回金を巻き上げ、開催費用に充てた。

チケットが売れてきた。
しかし最初に売り切れたのは組み立てコース。
猛烈に働かされるのにいちばんチケット代が高いという資本主義社会とは思えないシステムのやつだ。
しかし最後まで彼らは笑顔でフェスを楽しむ。
実際、彼らがいなければ全く成り立たない。本職の大工や職人がいたりして仕事が高レベルなのだ。逆に、まんが家が肉体労働をしたりもしている。

関わる人が自分にできることをする。本当に素晴らしいと思った。
数字に弱いアタクシが数字のことをしなくてもいいという解放感。最初に思った「みんなで作るイベント」が出来ているではないか!

そして安くはないチケットを買って都合をつけて来てくれたお客さんたち。
野外だし謎が多いし確実性の薄いこのイベントによくぞ来てくれました。キャンプ場をきれいに使ってくれました。バカばっかりとか言ってすいませんでした。
愛してます。ほんとうです。

結果としては天候にも恵まれ、思った通りの、いやむしろ思ったよりすごいフェスティバルになりました。

子どもたちも可愛かったね!
子どもたちが大人になっても心に残ってるイベントになったんじゃないかな?

みんなの協力、ありがとう!

そしてバンバンバザール、居抜きさせてもらってありがとう!うまくできたよ!
事務局のみんな、なんども大変な局面はあったけど今回のことは一生忘れられないことだな!
いつまでも絶えることなく友達でいよう。

われわれ出演者はすでにたくさんの拍手喝采をもらっているので、ここでは書ききれない、人知れず尽力してくれた仲間たちにもういちど大きな拍手を!
ナギラくん、カトーくん、こんどおごるから飲みに行こう。サイゼリヤにでも。

あー、いじわるのかけらも全くなかったね!
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

ハッチ ハッチェル
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